お勧め少女漫画 第八回

推薦者:林原 蛍一
『月の夜星の朝』
作者:本田 恵子
「りぼんマスコットコミックス」・・・全8巻
「集英社文庫コミック版」・・・・・・全4巻

 

●連載時期●
1983年2月号〜1985年11月号 「りぼん」にて掲載。
 
●内容●
4歳の時に叔母の結婚式で出会い、結婚の約束のキスをした「りお」と「遼太郎」。
離ればなれになっても「遼太郎」のことを想い続けるつづける「りお」が、バスケットを通じて10年振りの
再会した「遼太郎」との、紆余曲折を経て初恋を成就しようとする物語です。
 
●こんな所が見所●
多くの仲間に見守られながら幸せになっていく二人。
最終話で遼太郎がニューヨークでのスーパーバスケットボールで最優秀新人賞を獲得した時の
インタビューで「りお」への想いを告げ、花束を持って現れたりお・・・。
二人想いが完全にひとつになった瞬間・・・。そして仲間たちに見守られて、約束のゴールを二人で
決めた瞬間・・・。それぞれ周りの人に見守られながら、確かに一緒の時を紡ごうとする二人に目が
離せません。
  
●全体的な感想●
誤解や環境が、二人を数回引き裂こうとしますが、心の底ではお互いへの気持ちは・・・。
先生、友人、仲間に支えられて成長する二人。そんな青春の一ページが、今は懐かしいですね。
若いっていいことです・・・(w
 
●入手難易度●
コミックス(単行本)は廃版の為、よほど物持ちのいい本屋さんに行かない限り入手不能ですが、
現在コミック文庫(1〜4巻)にて入手可能です。
 
●推薦者の一言●
引き裂かれるのが嫌で家出をしてしまう二人。
当時の少女漫画ではあまり見られない光景で、「これはありなの?」と思ってしまいましたが(^^;
少女漫画では珍しく「バスケットボール」を取り上げた作品です。
 
 
 

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