柊 あおい先生の作品について

ひびきの高校少女漫画研究会
                                     林原 蛍一(H組)

 まずはじめに...。

 彼女の作品は、僕が少女漫画を読み始めたきっかけを作ってくれました。

 それまでにも姉の雑誌等を読む機会はありましたが、ピンとくるものがなかったんですね。

 でも彼女の作品、「星の瞳のシルエット」に出会って完全にハマってしまいました。

 もっとも連載当時は小学生ということもあり、好きだ嫌いだという作品が多い中、よく星が出てくる作品だなあ、

 て感じでしか見てませんでしたが...。高校生になって、本屋でそのコミックスを発見するまでは忘れていたんですが、

 懐かしくて思わず買ってしまいました。

 小学生の時と違って、同世代で起こっている出来事のような感覚で読んでますので、恋愛のこと、人間関係のこと、

 友情のことなんかのシビアな、というかリアルな所まで、当たり前ですがわかるんですね。

 「三角形のバランス」による恋愛への葛藤、そのバランスの崩壊による友人関係の崩壊、壊れたことの原因が

 自己に責任があると苦しみ、どうにか関係修復に努めるも上手くいかず、更に葛藤する主人公...などなど

 .なんでも自分のせいだ、と自分を追い詰めてしまう主人公に共感したということもありますが、

 基本的にほのぼのとしてて、泥臭い修羅場ってのがなかったのが気に入りました。

 だって、こういう恋愛もので人間関係といえば、なんか泥臭いものになっちゃいますよね...って偏見かな(^^;

 さて話しは変わりますが、彼女の作品では「絆」という重要なキーワードが隠されていると思います。

 「星の瞳」では、香澄と久住君との「星」、「星のかけら」をきっかけとした過去の経緯から再開後のシーン、

 「耳をすませば」では、雫と聖司との「図書カード」をきっかけとしたライバル視、いやな出会い、聖司の将来像

 への葛藤、なにをするべきか悩む雫、...とお互いを意識していますよね。

 他にも、「乙女ごころ・夢ごころ」では「転校生」、「コバルト・ブルーのひとしずく」では「本」、

 「夢の香りのティー・タイム」では「紅茶」、「春風のメロディ」では「心に染みるやさしさ」...とキリがありませんが、

 なにか一つの共通点が絆となって、それが自然にストーリーを進めていて、とても心地良いんです。

 確かに他の漫画家さんの作品でも、そういうストーリーのものが無いわけではありません。

 ですが、「STEP」、「銀色のハーモニー」、「ペパーミントグラフトィー」の3点は読んでませんが、それ以外の作品で

 僕が感じたことは、ほとんどが「絆」を大切にしたストーリー構成をされていて、それが自然体であることです。

 誰の身近にでもあり、またいつかは体験する「何か」をベースにしてあるから、読み易いんだと、個人的に思います。

 だってほら、目を閉じれば、彼らがそこに居そうな気がしませんか? 

(完)

 P.S.1>荒削りというか、まとまっていない文章で申し訳けないっす。
     僕自身、思ったままのことを書かせて頂いたのですが、上手く伝わったでしょうか?(^^;

 P.S.2>僕の性格は、どちらかというと香澄ちゃん似ています。でも彼女は勇気を持っているのに対し、
     僕は持っていません。勇気の大事さは「星の瞳」でも教わったのですが...。
     「はじめまして」でも読んで復習しておきます(^^;;;;

by Keiichi Hayashibara. 2000.04.23. 


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